以上のことを考慮すれば、高級言語の最大の問題は「いかにしてコンピュータが理解できる言語に翻訳してやるか。」に尽きます。高級言語からコンピュータの理解できる機械語に翻訳することをコンパイルするといい、そのためのソフトウェアをコンパイラといいます。FORTRAN言語を機械語に翻訳するためのソフトウェアをFORTRANコンパイラと言います。それぞれの言語(C言語、C++)に対応したコンパイラがあります。FORTRANコンパイラといっても、Intel, PGI、GNUなどさまざまなベンダーがコンパイラを提供しております。それぞれのコンパイラは特色があり、例えばIntelのコンパイラだとIntelのCPU向けに特化しております。またFORTRANの仕様外の記述は各ベンダー特有の方言があったりします。そのため、例えば、Intel(R) Fortran Complier, version xxxxを使ってプログラミングを行い、そのコードをPGI(R) Complier, version xxxxでコンパイルできない場合があります。もし、汎用性のあるソースコードを書きたい場合、どのコンパイラでもコンパイルできるソースコードを書くことが重要になります。
現在では様々な高級プログラミング言語が存在しています。
私が考えたFORTRANの利点を以下に挙げます。
- FORTRAN77はプログラミング初心者が学習するのに適している。
- これまでの莫大な遺産が存在している。
- コンパイル時に最適化を行いやすい。
- 意識しなくても比較的外部環境に影響されにくい。
0 件のコメント:
コメントを投稿